2012年4月27日金曜日

TV 再放送


去年の9月の放送からはや7ヶ月。テレビ東京製作、「世界で働くお父さん」がきたる5月3日(木)憲法記念日。PM 2 : 30より再放送となります。ゴールデンウィーク中です、みなさんお時間ありましたらビールでも飲みながら御覧下さい。


北極圏。ツンドラの荒野で迎えのセスナを待つ男たち


動物を探すツンドラハイクでのランチタイム。永久凍土のツンドラのデコボコの上を歩くのは疲れます。一息つくテレビクルーとやるせなす石井ちゃん(右)


チャーターしたツインオッター、ナバホの機内でお休み中のクルー。機体が傾く度に、みんなの頭が右へ左へ傾く光景に一人笑いながら写真を撮っていました。眼下には新雪を抱いた美しいブルックス山脈の姿が.........


カメラマン園原を百戦錬磨のムービーカメラマンMr. Ohki が撮影している


北極海まであと20キロ。カニングリバー沿いのベースキャンプ

2012年4月25日水曜日

トキの雛誕生


トキの雛が誕生したというニュースで賑わっている。いくつかの番が巣をかけ、雛が孵っているようだ。野生では36年ぶりの孵化ということ。30年以上にわたり絶えていた種。学名をニッポニアニッポンという、日本古来からの鳥が、再び新潟の空を乱舞する日が来ることを祈りたい。

写真は北極圏で撮影したムナグロの雛。孵化して間もない雛は草原を走り回る。近くではたえず親鳥が見守っていた。天敵が近づくと親鳥は鳴き声を上げ、傷ついたふり(偽傷)をして敵の気を引き雛から遠ざける。何も知らずに雛に近づいたカリブーが親鳥に気付き、どこまでもその後を付いて行く姿に笑ってしまったことがあった。

2012年4月22日日曜日

Earth Day



アース・ディの今日は環境や動物、地球のことを考える日である。
世界中でイベントが開催されているようだ。僕も過去数年にわたり、代々木公園のイベント会場でスライドトークショーをやらせていただいたことがある。アウトドアグッズの輸入、販売を手がけるアウトドア企業 A&F のキャンバス地の大きなテントの中でプロジェクターを使い大きなスクリーンにアラスカの写真を映し出し極北の自然や動物の話をした。WWFの方は沖縄のジュゴンの映像を投影し、友人でもあるオーロラ写真家の坂本昇久氏は美しいオーロラを投影し、それぞれの世界の話をした。テントには入りきらないほど多くの方たちが見てくれていたことを憶えている。外国の辺境地へ行くことだけが大切なことではないし、日本のことだけを考えていればいいわけでもないが、たとえ一年に一日でも地球規模で、この地球という星のことを考える日があることは素敵なことではないだろうか。

2012年4月21日土曜日

クマの冥福を祈る


夕方、思っていたとおりのニュースがテレビから流れた。
札幌市内に現われていた羆はハンターに射殺された。住宅地近くの林の中で山菜を食べていたらしい。体長1,5メートルほどということだったから一人立ちした若いクマ、始めて一人で過ごす春だったのだろう。ただ住宅地の近くに現われてしまい、山菜を食べていただけのクマには何も罪はない。撃たれたクマはどうなるのだろうか。

そんな時に続けて東北にあるクマ牧場でも事故があった。牧場の羆が6頭逃げ出し、従業員の女性二人を襲ったという。テレビから流れたコメントを聞いていると。「クマを熟知した専門家が管理していたのに何故事故が起ったのか?」と話していた。映像を見ているとクマの生息地を囲うコンクリートの広場の角には雪が積み上がっていた。あれでは簡単にクマは這い上がってしまうと思った。巨大なクマでもその身体能力は信じられないほど高い。

元はと言えば人間が連れてきたクマなのに、人間の不注意から人命に関わる事故になり、その責任は全てクマにおしつけられたように、6頭のクマは射殺された。飼育されている動物にとって、囲いの外の世界は、決して自由な荒野ではい......もちろん彼らはそんなことを知る由もないが。何とも切ないニュースだった。

2012年4月20日金曜日

羆出没


今月に入り、札幌では羆の出没が相次いでいるらしい。目撃されたのは、中央区や旭山、藻岩山など、えっ?と思うような、学生時代によく訪れた場所があげられていた。僕が北海道に暮らしていた頃にも羆のニュースはよく耳にしていたが、小樽や道東での出没が多かった気がする。どちらかというと、人里からは少し離れた場所だった。最近では、いずれも街の中。自然界で、「何か」が少しずつ変っていることは間違いないのだろう。
目撃情報によるクマの特徴としては比較的、小柄な個体の様子。とは言え、野生の獣。人間には恐怖の的になるに違いない。体が小さいことから冬眠から目覚めたばかりのまだ学習していない若いクマだろうか。ハンターがライフルを持って歩く様子が画面に写っていた。

アラスカではクマの話は毎日のように耳にする。友人宅を訪ねれば必ずと言っていいほどクマの話題になるし、クマの手の跡のついたドアや窓があり、「夕べ、誰々の家の窓からデカイのが中を覗き込んでたぁ」などなど、......クマの話は尽きない。海沿いの村ではシロクマが村の中を徘徊するためにネイティブの車がパトロールしていることもある。まったく事故が無いわけではなかったが、どちらかと言えば笑い話になることがほとんどだった。
壁にライフルが掛けられている家もあるがクマを撃つためではない。テーブルの上にベア・スプレー(唐辛子エキス入りスプレー)が置いてある家もある。
彼らの中では野生動物は恐れるだけの存在ではなく、狩猟の対象になることはあるが、敬意をも示すものでもある。
文明国と言われる日本と、アラスカという違いはあるにせよ、元々、同じようにクマが暮らしていた土地であることには変りはない。野生動物たちとの付き合いの中で、事故がなく、笑い話のニュースが聞けるような、そんな大らかな国であればいいのにと思ってしまうのは僕だけだろうか。

2012年4月16日月曜日

庭先の花


ふと見つけた庭先に咲いた小さな花々。桜はもうだいぶ散ってしまったけれど、つぎから次へと春を待っていたかのように咲く花たち。
星のような型をしたこの花はハナニラ、別名をベツレヘムの星とも言う。ベツレヘムの星はキリストの誕生を知らせたことからクリスマスの星と呼ばれているらしい。春に咲くというのに?
花言葉を調べてみると、「耐える愛」「悲しい別れ」「卑劣」「うらみ」............なんと凄まじい。


セイヨウタンポポ。目に付くタンポポの多くはこれまた移入種で日本産は随分と数が少なくなっていると言われている。タンポポも幾つかの雑種ができていて、それぞれは棲み分けているらしい。タンポポの花言葉、「真心の愛」「神のお告げ」とあった。...................何かいいお告げは無いものだろうか!


Spring Crocus 【スプリング・クロッカス】和名 :西洋おきなぐさ
早春のアラスカ北極圏で撮影した花。
6月上旬、ベースキャンプ前の、ようやく雪が解けた地面に顔を出した一輪。
ちなみに花言葉は「何も求めない」「清純な心」でした。
何も求めない.......  何も、もとめない...........

2012年4月14日土曜日

春の風景


桜の花びらが舞う中、近くの公園へ。釣り人の姿があり、小鳥たちの声がひびく。
平和だなぁ〜、と、感じながら何枚かのシャッターをきる。パソコンに取り込んだ写真をモニターでながめていると。
んっ!何かちょっとフランスっぽくない?そんなことを思い、イメージに妄想も必要だなぁ、なんて考えるのであった。


2012年4月13日金曜日

春の亀



桜満開のポカポカ陽気の中、池には亀の姿が。ミシシッピアカミミガメ(通称ミドリガメ)である。流木にのり甲羅干しをする光景はのどかである。外来種であるこの亀は、大人しい日本固有のニホンイシガメやクサガメを押しのけて生息している。泳ぐ亀の姿から、昔、映画で見た、ガメラを想像したのでした。

2012年4月12日木曜日

桜満開






 


朝からスカッと晴れ。ここ数年、ゆっくりと桜を見ることがなかった。と気付いたのでカメラを持ち近くの広場へ。心地よい風が吹く中、桜は満開でした。桜はいいものです。
満開の花をながめながら、ビール、いや、日本酒、ん〜、どっちも!飲みたくなりました。

2012年4月8日日曜日

ハッピー・イースター




この時期、北米のスーパーマーケットへ行くと、ウサギの玩具やぬいぐるみ、そして卵の型をしたチョコがずらりと棚に並んでいるのを目にすることがある。春分の日が過ぎた、最初の満月の、その次にやってくる日曜日はイースター、復活祭だ。キリストが復活した日とされている。

多産のウサギは生命の象徴とされ、跳ね回る姿は生命の躍動を現し、ウサギがイースターを象徴する動物になったようだ。

ある年、北極圏に向かうダートの直線で、道端に現われたずらりと並んだウサギたちの姿を見たことがあった。ざっと数えると、その数なんと!60羽。その生命力には頷けるものがありました。ちなみに今日は仏教ではお釈迦様の生まれた日でした。

2012年4月7日土曜日

さ・く・ら




さくらが咲いた。なんだかこの冬は例年に比べ、長く、寒く感じたのでした。
いつも僕が花の写真を撮ろうとする時、風が吹いているのは何故だろうか?