2015年6月30日火曜日

梅雨の晴れ間の森へ

日曜日、目が覚め窓を開けると、森へ行きたくなったのでいつもの森へと車を飛ばしました。
梅雨の合間の晴れ間。森も水分をたっぷりと含んでいるようです。様々なみどり色で生き生きとした森。この気候が作用しているということは、成る程、うなずけます。

光の透過する葉を見上げ、林間を飛び交う野鳥の姿を見ていれば何時間でも過ごせます。いえ、何日でも、ンン、何週間でも。夜も火を焚いて、森の中で過ごしたくなりますが今回は数時間だけの滞在。

それでもかなり癒されるのです。

街での生活にちょっと疲れた時、ほんの少しだけでもこの場所へ来ることができれば今はそれで良しとします。




冬場や渇水時には枯れてしまう滝ですが、繊細に丁度いい量の水を落としていました。
あまり人が訪れることのないこの落差5メートルほどの滝が僕は気に入っています。
滝の写真を撮りながらマイナスイオンを浴びると、とてもいい気分になれるのです。


山道を下り、帰りに立ち寄った近くのスーパーに売られていた薪。
美しくカットされ、美しく積まれた薪のやま。僕は積み上げられた薪を見ると胸が熱くなるのです。バーベキュー場や、キャンプ場ではよく500円、1000円と値段が付けられて売られているのを目にしますが、ここでは365円と........安ぅっ

ひと束買って部屋に置こうかと思ってしまった僕でした!




2015年6月27日土曜日

和 Taste

北海道から本州へ入ると、何故か?突然に「和」を感じたのです。
北海道は僕のイメージの中では何処か日本離れしていて、大陸的。それゆえに北陸や中部地方では特に日本らしさが目に付いたのかもしれません......

ん〜。にっぽん、ですねぇ。










もちろん、自然そのもの、の風景は好きなのですが。
人の暮らしの中にある自然もまた、日本人の心である「詫」「寂」を感じさせてくれる要因となっているのでしょう。


2015年6月21日日曜日

夏至の日

今日、6月21日は夏至。
そして父親の誕生日。

何年の間、北極圏でこの日を過ごしていただろう。
毎年、カリブーの巨大な群れを探して北極海の近くでキャンプをしていました。

白夜のこの季節、頭の上を円を描く様に移動してゆく太陽を一日中見ていたことを想い出します。今日は親父の誕生日か、と、遠く日本にいる父親のことを思っていた日でもありました。

夜中の淡い光の中に飛び交うキョクアジサシの姿をながめ、いくつかの小さなカリブーの群れが通り過ぎて行くのを観察し、ワタスゲの花が冷たい風にゆれるのを撮影する。それは何とも平和な時間です。





白夜の季節。真夜中の淡いサイドライトが被写体にあたる写真はとてもロマンティックに撮影できるのです。

写真という絵を描く絵の具のチューブの中に、ロマンティックな色があるとするならば、それは、極北の白夜の一本でしょう。

2015年6月17日水曜日

念願の旭山動物園

大学時代は北海道で過ごしていました。
何しろ北が好きだった僕は、多くのことを深く考えずに、北海道にあるということで大学を選びました。そして四年間を北海道で過ごし、卒業後も、夏はアラスカ、冬は北海道へという数年が続いておりました。

この度、仕事で訪れた北海道。6年ほど前に数日間だけ、道東のみ訪れて以来のこと。
大学のあった江別、そして札幌、旭川、小樽などは最後に訪れてから20年ほど経っているでしょうか。

北海道の空気はなつかしく、想い出の地を巡る度に涙がこぼれそうでした。

目的地のひとつは旭山動物園。いまでは話題の動物園です。
野生の動物の撮影以外にはあまり興味がなかったので、動物園には、小さかった子供達を連れて意外、訪れることはほとんどありませんでした、が、旭山動物園では動物たちにくぎ付けになりました。

中でも気になったシロクマとアザラシ。
旭山動物園の紹介映像で目にしたことはありましたが、やはりその演出は感動的でした。


水中での行動を見ることができるシロクマ。まるで、魚か?と思うほどに水中をよく動き回っています!昔から、いつか野生で水中のシロクマを撮影したい。そんなことを考えていました。シロクマの水中撮影となるとかなり大掛かりな撮影になる為まだ実現はしていません...... 旭山動物園のシロクマは、ほんの少しだけ僕の想いを叶えてくれました。

ここでは数日間、このシロクマだけを見て過ごせそうです。


ガラスの筒を行き来するアザラシ。10分に一度ほどは筒の中を行ったり来たり。
筒の途中で静止しながらこちらの様子をうかがうことも!
観察されているのは人間の方かも知れません。

久しぶりに見たシロクマにテンションは上がり、再び撮影への意欲が湧き起こり、いつの間にか遠い北の海で泳ぐアザラシやシロクマを妄想していたのでした。


何故か、カピバラ