2016年7月14日木曜日

北海道の動物たち



北海道といえばキタキツネ。彼らの姿を目にすると、つい、「ル〜、ル、ル、ル、ルゥ〜♪」と言ってしまう自分がいる......


道路脇の崖くずれ防止用フェンスを登るヒグマ。
北海道で暮らしていた頃、何度かヒグマの姿を見たことがあった、山の中で気配を感じたことは何度もあった。

今回、久しぶりに訪れた北海道で、なんとなくクマに逢えるような気がしていた。
そして訪れた知床でクマに出逢った。道路脇の斜面にいたヒグマ。目の前にあったオーバーハング気味のフェンスに鋭い爪をかけ難なく乗り越えると、森の中へ消えて行った。


野付半島も以前には何度も訪れた場所。時期を違わずほぼ同じ場所でタンチョウの姿を目にする。北の最果てのイメージの場所でこの美しい鳥の姿は心にしみる。


アオサギのコロニー、数十羽のアオサギが魚を獲る光景がある。


エゾカンゾウの花畑の中のエゾシカ。


いちばん逢いたかったクマの姿を見ることができて感無量だった。できればバックグラウンンドには人工物ではなく、美しい自然の風景がよかったが。けれど、一目だけでもその姿を見ることができたから嬉しかった。

人工物のある、人の気配のする場所にも姿を現すクマ、今年はまた一段とクマの目撃情報が多い。どうか事故が起きないことをねがう......

2016年7月8日金曜日

北海道の風景


小樽の岸壁に停泊するダイヤモンドプリンセス。横浜港を出港したこの船は、函館、釧路、知床半島を廻り、樺太に寄港し小樽へ入港。乗客の約900人は日本人、その他アジア各地、アメリカやヨーロッパからの客を乗せクルーズを行っている12万トンの客船です。ここ数年、国内で様々な客船を追いながら撮影するというのが僕の仕事になっているため、先週まで10日間ほど北海道に滞在し、陸から、空からとこの船を追っておりました。

北海道は大学時代を過ごした、とても思い入れのある場所です。去年も数年ぶりで数日間訪れましたが、訪れる度に感無量で涙がこぼれそうになってしまいます。


小樽運河夕景。

僕が学生時代、この運河は大規模な工事が行われたのを覚えています。
ロマンティック(?)な僕はガス灯に火がともるのを見に何度も訪れた所です。
一度、訪ねてきた親父を、友達に借りた車に乗せ小樽へ連れて来たことがありました。運河を案内し、北一ガラスでガラス製品を見て、おいしい寿司屋で食事をした思い出があります。


積丹岬。

積丹ブルーと呼ばれる蒼は北の海とは思えないような色。
ゆらゆらと大きな昆布がゆれ、岩場にはたくさんのウニが......

余市のニッカウヰスキー工場で試飲した後、この浜で泳いだ思い出の場所。


こんな浜辺で向こうからクマが歩いてきたとしたら......
最高に絵になるのだけれど。




富良野。

大雪山の連なり、多くの鳥や動物も暮らす山に続く素敵な森があります。大学時代も、卒業してからも大雪山にはよく入っていました。

写真はファーム富田。今ではすっかり規模が大きくなり何台もの観光バスがとまり、国内外からの大勢の観光客で賑やかです。


どこまでも牧草地や畑が続く丘の光景は北海道ならでは。人工の風景ではあるけれど、織りなす彩の風景には目を奪われます。


知床岬。

奥には国後の山々が見えています。セスナで女満別空港を飛び立つ時には晴れていた空も、岬上空に近づくにつれ雲が湧いてきました。海に突き出した半島に巻き起こる気流は特殊で、パイロットも神経を使う場所だとのこと。岬が姿を現したのは一瞬でした。



空から撮影した夕暮れのオホーツク海。
海流と風、そして光が作り出す光景にセスナのパイロットと二人で見惚れておりました。