2016年5月11日水曜日

青い鳥に会いに


今年もオオルリの囀りを聞きに行ってきました。
みどりの森の中を飛び回る青い鳥の姿は神聖で、その鳴き声は僕の心に沁みてゆくのでした。

時間さえあればいちばん訪れたいのがこの森。
最初に訪れたのはもう30年近く前のことになります。カラマツの森があり、シラカバの林があり、ブナの木々がある......そんな山の中。

            

薪にできる下枝はいくらでもあり、滞在中は小さな焚火を絶やさずに燃やし続けることができます。   

鹿が鳴き、フクロウもやって来る。熊はぎの痕跡のある木も何本か見つけました。

五月の新緑の季節、秋にはカラマツが金色に輝く頃、そして、たまに真冬も訪れている、ちょっと大切な秘密の場所です。

真剣に写真を撮るのでもなく、山に登るのでもなく、ただ、焚火の火を見つめている、そんな時間が最高にリラックスできるのです。

            
ブナ林 


シラカバ林

森の姿を見ながら、焚火をしてコーヒー(ウヰスキー?)を飲みながら鳥たちの声を聞き、フィトンチッドを胸いっぱいに吸い込むことで、再び街で暮らす鋭気を養うのです。


林床のあちこちにはニリンソウが群落をつくって咲いております。 


ヒトリシズカ は大勢でにぎやかに咲き。


ムラサキケマンは変わった型の花をつけています。


【オオルリの雄】
何故こんなに美しい青なのだろう? 


【オオルリの雌】
雄に比べ、かなり渋い色ですね。鳥は全般的にそうですが...


キャンプのよこに流れる渓流にはヤマメの姿が。この光景もたまりません。
釣りたくて仕方ない衝動をおさえて、ずっと眺めていた僕でした。

2016年5月1日日曜日

五月初日


もぉ〜5月かぁ〜。
ゴールデンウィーク2日目の今日。
夏を感じさせるような、Tシャツでも汗ばむほどの天気でした。

今年初めて車のエアコンを入れ、近くの公園へ。

駐車場は車であふれ、連休の雰囲気はこんなところにもただよっておりました。
散歩をする人、絵を描く人、はしゃぎ回る子供たち......

様々な音や、声が聞こえる中で、見上げたメタセコイヤ。
一本の太古をイメージさせる樹を見上げているとすぐに妄想の世界の中へ!

あらゆる音が耳から消えてゆき、僕は様々な動物に取り囲まれてゆく......

モノクロでワンカット。


鳥の鳴き声に我にかえりました。

林間を飛び交う影をズームレンズを付けたカメラで追う。見上げた枝には何と!
10羽のエナガの雛に餌を運ぶ親鳥の姿がありました。

微笑ましい光景を目にすることができた五月初日。