2018年2月6日火曜日

寒波の中で


日本列島上空の寒波。
各地でこの寒波がもたらした雪や凍結に伴う多くの出来事がニュースとなって騒がれています。

観測至上、何十年ぶり。などといった言葉をよく耳にする今年の冬は、確かに例年にない寒さかもしれません。

我が家でも室外給湯器が連日の凍結。
お湯の使えない朝を過ごすことが多くありました。

しかし、これが本来の冬というものの姿。
冬を冬として季節を感じるのは決して悪いことではありません。

ということで、冬を感じるために山間部へと出向きました。
もともと寒いところ好き、氷や雪を見ると犬よりもはしゃいでしまう僕なのです。

一度訪れてみたかった凍る滝。
辺りは一面、すばらしく凍り付いておりました!


水分→寒波→凍結


凍+雪=美


滝+氷+雪+にっぽんの風景=侘び寂びの景色


雪の中のオオマシコ。


雪の上のヒガラ。


ふわっ、と丸くなった雪だるまのようなシジュウカラ。



雪景色をバックに萩の実をついばむ真っ赤なオオマシコ。
数種の小鳥の中でもこの赤には特に目を魅かれます。

雪と氷に包まれたマイナスの気温の中でも飛び回る小鳥たち。
野生に生きる生物の強さを感じます。

寒いということは、確かに厳しいことかもしれません。
けれど、その厳しさが風景を美しく、生き物を強くしているのでは? 
寒さの中で生物は命の炎をより強く燃やして生きているように感じます。

侘び寂びのにっぽんの冬。

寒いがゆえに目にすることのできる風景と、寒さの中でも活き活きとした鳥たちの姿に少し、心があたたかくなりました。