2012年2月29日水曜日

街の雪



2月最後の日。昨日からの雪の予報は大当たり!カーテンを開けると横なぐりの大粒の雪。雪が大好きな僕は犬じゃないけど、大喜びでカメラを持ち出すと窓を開けシャッターを切ったのでした。写真は家の窓から撮った雪景色。街の中で雪を見ると必ずや雪だるまを作りたくなるのは何故だろうか?

2012年2月28日火曜日

冬の樹


両手に持ったストックを雪面に突き刺し、細いスキーの一歩を蹴り出す、新雪の上を、スーッと体重が移動してゆく。雪の世界は静かだ。枝から枝へと移るコガラの姿。風に乗って聞こえて来るキツツキのドラミング。哺乳類の姿を探すがそう簡単には姿を現してはくれないだろう。見上げると冬の樹々の枝が目を魅いた。その光景を見る度に毛細血管を想像してしまう。幹を通じ水分や養分を運ぶ枝の働きは血管とも似ている。自然界にあるものも、人間の体もきっとそう変りはないのだろう。


人間よりも遥かに長い時を生きている樹。何も言わず、風に吹かれ、雪が積もり、それでもひたすら立ち続ける。なんて、ちょっと感傷にひたることができるのも冬の森の中にいるからだろうか......


2012年2月27日月曜日

XC スキー



クロスカントリー・スキーに奥日光へ。街の中から雪の世界へ。時より激しく降る雪が景色を一段と引き締めてくれます。やっぱり僕は寒いところが好きなのだなぁと再確認。このところ所用が続き、なかなか自然の中へ出掛けることができなかったけれど、久しぶりに冷たい空気に包まれ、真っ白な雪の中を歩くと、少し、リフレッシュできました。そして、目に留まったのがこの看板。


2012年2月16日木曜日

Aurora


オーロラのことを考えていると夜も眠れない.......
アラスカの友人からはメールが来るし。知り合いのブログには写真がアップされているし。
オーロラ写真家の友人からは電話があるし。ツアーにご一緒させていただいた方々からも電話があるし。
「今年はオーロラの当たり年なんでしょ?」あぁ〜、なぜボクはここにいるのだろう。マイナス50度の気温の中でテントを張ってオオカミの遠吠えを聞きながらオーロラの空を見上げたいのだが。                                  
             ...................頭の中では完全にブレイク・アップしているのです。

2012年2月13日月曜日

カモ


蒼い冬の空にカモが飛ぶ。
たまたまカメラを肩に掛けていると「キュッ。キュッ。キュッ。」と、羽ばたきの音を響かせて頭の上をカルガモが飛んで行った。レンズを向け、とっさにシャッターをきった。何故か僕の頭の上を2度ほど旋回し飛び去って行った。


冬のアラスカでのワンカット。頭上を旋回するハクトウワシ。
至近距離で聞く、2mを超える翼の「ブフォ〜ッ」という音は恐怖を感じるほどである。さすがにカモとは迫力が違う。ロッキーの山中では背後からイヌワシが現われたことがあったし、アンデスの谷ではコンドルの群れに囲まれ、チベットの山頂で昼寝から目覚めると、巨大なヒゲワシの群れが僕の回りを旋回していたことがあった。...... 獲物と勘違いされたのだろうか? カモにも?

2012年2月9日木曜日

最初の熊


気の早いクマは冬眠から目覚めているだろうか?身籠っている母グマは小熊を出産している頃だろう。雪に埋もれた暗い巣穴の中でわずか500グラムほどの小熊が母親の体に抱かれて乳を探している姿を想像してしまう。クマの冬眠は完璧な睡眠ではなくたまに巣穴から出ることもあるらしい。アラスカに暮らす友人が、1月1日にスキーで山に入った時、遠くの稜線を歩くグリズリーの姿を見たと話してくれたことがあった。
写真の画は確か小学校5年生の頃だと思う。版画で製作したクマの親子の姿。数年前に実家の荷物を整理していた中から見つけ出したもの。バックには雪山があり、冬眠していた樹のうろから出てきたクマの親子だ。この頃に描いていた絵には多くのクマが登場していた記憶がある。きっとそれほどにクマのことが頭から離れなかったのだろう。



始めてアラスカを訪れたのは2月だった。その時はクマの姿を目にすることはなかった。二度目の旅で出逢った始めてのグリズリーの写真。近くで見ると大きなクマだが、雄大な風景の中では巨大なクマすら小さく見える。この後、どんどんと近づいて来たクマに心臓の鼓動が激しくなったことを覚えている。

2012年2月6日月曜日

BOB REID からのメール






アメリカからの久しぶりのメールはネバダに暮らす作家の友人、ボブからだった。
一昨年、アメリカで出版された彼の本 「ARCTIC CIRCLE」には僕の写真が使われている。カリブーの旅を追い、何年もかけて書き上げた1冊。本文の一章を割き僕のことも書いてくれている。数々のベストセラーを生み出しているアメリカを代表する自然作家であるバリー・ロペスとも交流を持ち、自然に関する数冊の本を出版しているボブのもう一つの顔は、ピアニスト。メールにはこのところ本は書いていないが、曲を書いている、とあった。いくつかのバンドでジャズやポップ、ロックまでこなすピアノを弾いているという。何も気負うこと無く、自分のスピードで生きているボブからの久しぶりの知らせに、このところ少しモチベーションの下がりぎみだった僕もガンバロと思ったのでした。

2012年2月2日木曜日

My Nikon



あっ!と気がつけばカレンダーは2月。今月、D4が発売になるという。そう言えば先日、ニコンから新製品体験会の招待状が届いていた。世の中はデジタル時代。デジカメも次から次へとニューモデルが発売され、魅力的な機種を前に使ってみたい気持ちは山々なのだが、簡単に手に入れられる金額じゃないから欲求を抑えるのが大変です......

上のF3は21歳の誕生日(かれこれ20数年前 !?)に購入した今持っている中で一番古いカメラです。まだまだ現役。下のD3Sは一昨年購入した一番新しいもの。フイルムとデジタル。今だにそれぞれの良さが問われているが、機材がどうであれ、やっぱり一番大切なのは撮る者のハート♡なのかもしれない。

それにしても、さらなる進化を遂げたD4。気になるなぁ〜。