2012年5月30日水曜日

ゲンジボタル




もう、螢の季節になったのか、と思う。
近くに住んでいらっしゃる方に螢の撮影をたのまれた。埼玉県の、この大都会?の中でゲンジボタルを繁殖させているという。住宅地の一軒家の庭先に水槽を設置して螢を飼っている。日が落ち、螢が光り始める頃にうかがうと、網に囲われた小さな部屋に移された七匹の螢がやわらかい光を放ちフワフワと輝いていた。螢の寿命は一週間から十日。来月いっぱいまで輝く螢を観察できるという。ビールを片手に庭先で点滅する小さな光を眺めるのもなかなかオツなものだろう。街の螢は周りの家々の灯と調和して静かに光っていた。

2 件のコメント:

  1. 美しい蛍ですね。
    私の住む滋賀県では、守山市にある蛍の観察スポットが
    有名です。
    実は私もまだ見に行ったことないのですが。
    これまでの自分史上で最高だったのは、8年ほど前に出かけたクアラルンプールからバスで2時間ほどの場所。
    リバーボートで川を下りながら、両岸にびっしりと点滅する
    銀河のような蛍の群れを見ました。
    いったいどれだけの数が居たのでしょうか。
    夢のような光景を、また見てみたいものです。
    でも、あのお尻の痛いバスは勘弁…。

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    1. 最近では地域ぐるみで、螢を保護して繁殖しているところが多いようで、数も増えているのでは。
      かつては、螢の数はもっともっと多かったはずです。螢のみならず、他の昆虫も、動物も、そこら中で動物を見ることができた時代に暮らしてみたかったと、いつも思います。

      僕はインドのジャングルですごい数の螢を見ました。幻想的なあの光景は今でもはっきりと思い出せます。後になって、そこではよくトラが出るから危険な場所と聞き、背筋が寒くなったことも。

      それにしても、不思議な生き物がいるものですね。

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