2012年11月26日月曜日

釣りに燃えた日



虹鱒の体色は美しい。英名をレインボートラウト(rainbow trout)と言うのも頷ける。


 一投目に釣れたのが、ナント!尺岩魚。もう、これで帰ってもいいと思いました。




どうしても魚の顔が見たくなって、釣り竿を車に投げ入れて出掛けました。
渓流はすでに禁漁になっていることもあり、2時間ほど車を飛ばした管理釣り場へ。

管理釣り場とはいえ、廻りは紅葉の山々に囲まれた自然の中を流れる川。
朝方に空をおおっていた雲も徐々にきれ、広がってゆく青空。

上昇気流に乗って旋回する鳶が「ぴぃ〜ひょろぉ.....ろおぉぉ....... ...!」と鳴き、アオサギの群れが舞い、セキレイが飛び交う。カラスは僕の頭上を、「阿呆ォ〜阿呆ォ〜」..........と。

都会からそれほど離れているわけではないけれど、いい空気と鳥たちがいることで街の中とはひと味違う気持ちになれるのです。

3時間ほどで、20匹ほどの魚を釣り、久々に燃えました!
紅葉の葉が舞散る光景の中で、竿を振り、魚の顔を見ることができ、岩魚の顔までも拝むことができ!

ハッピーな日でした。




2012年11月15日木曜日

アントシアニンとカロテノイドの美学



住宅地の中庭にある一本の桜の木。春の満開時には注目されるが、その季節を過ぎてしまえば誰にも気にされることなく、ただそこにある物として立っている。

何気なく木の横を通り過ぎる時、ふと、足下の鮮やかな彩りに目を奪われてしまいました。



毛細血管のように細かく延びている葉脈
植物も人の体もよく似ていると思う

動植物の中には、秋になると短くなる日照時間によって、その形態が変化するものが多く、木々の紅葉もその一つ。

葉に蓄積されたブドウ糖や蔗糖、アミノ酸からは、低くなる気温。湿度。紫外線量の変化によってアントシアニンやカロテノイドという色素が精製される。紅く作用するのはアントシアニン、黄色に変えるのはカロテノイド。絶妙な二色のバランスがたまらない風景を作り出していた。

足下に広がっていた美しい自然から、紅葉の不思議なメカニズムを思った日。


2012年11月11日日曜日

9台のカメラ写真展



9台のカメラ 第15回写真展へおじゃましました。

いつもお世話になっているフォトグラファーズ・ラボラトリーのプリンター、那須川富美男さんと加藤久美さんが出展。僕の写真も一点。ベリーダンスや花、扉、皆さん個性豊かで素敵な写真を展示されています。初日の会場は大盛り上がりでした。


 那須川さんは岩手県出身。被災地の風景をパノラマ写真とピンフォールで展示しています。


オープニングパーティーでは落語も!
立川談奈さんの話はたのしかった。



左からモノクロプリントの神様、斎藤さん。中央、プリンターであり作家の加藤久美さんは電車を連写したちょっと変わった面白い写真は感動的。と右、ワイングラスを手にした僕。


「元気」をテーマにした写真の数々



会場ではウッドベースの生演奏に、小さなバーも。


※ 9台のカメラ写真展は15日(木)まで新宿歌舞伎町2-46-5 KM 新宿ビル9F
ギャルリー トラン・デュ・モンド で開催です。

2012年11月7日水曜日

ヤマメのオフシーズン




紅葉の森をぬう流れに目をやると、山女魚の姿がありました。

9月いっぱいで禁漁となり、産卵期を終えたであろうヤマメたちは、木漏れ陽のさし込む渓で、ゆったりと流れに身をまかせて流れてくる水生昆虫を捕食していました。

可愛らしく、美しい魚体。

春になったら釣りに来よぉ〜っと。

2012年11月6日火曜日

深まる秋に


少し時間ができたので、気のむくまま奥多摩方面へと車を走らせました。

紅葉の森を目にすると、その繊細な色合いに涙が出そうでした、ってそれほどお前は繊細か!?と怒られそうですが。日本っていい国だなぁ〜、と思います。

この繊細で美しい自然の風景は大切に次の世代へと繋いでゆかなければならないと実感。


森を覆う紅葉の葉の間に見える幹や枝はまるで何かの生き物のようだ。


風にざわめく樹々は美しい秋色の服をまとい踊っているようにも見える。
またまた、胸いっぱいのフィトンチッドを吸込んでのリフレッシュでした。