2012年12月12日水曜日

サドガエル


新潟県、佐渡島での新種のカエル発見のニュースを目にしました。
こんな時代に新しい種類のカエルが見つかるとは、何とも温かく嬉しい出来事です。しかも国内での出来事に驚きました。発見されたカエルはサドガエルと命名されたようです。

研究者の記事によると、少なくとも10万年以上前から生息していたといいます。
そんなに昔から........見つかることなく暮らしていたとは!

科学が進んだと思われている現代でも、まだまだ発見されていないもの、解明されていないことの方が多いのかも?分かった気分になっているのは人類だけなのかもしれません。

写真は北極圏の雪解け後の水たまりで撮影したカエルです。

その名は、ウッド・フロッグ(Wood Frog)。
マイナス60°度にもなる冬を生き抜くことが出来る唯一の両生類。

春、あちこちに水面が現われるとそこら中からゲコゲコとうるさいほどのカエルの合唱が聞こえて来ます。北極圏で?ウソだろ?と思われるかもしれませんが。本当です。

冬を前に皮下の氷結が始ると僅か数分間で血糖値を上昇させ凍結を防ぎます。濃縮したブドウ糖は細胞のエネルギーの消費を遅らせる為、冬眠中は生命を維持するエネルギーが少なくて済みます。その時のカエルの血糖値は何と人間の50倍と言われています。

極地に生きる動物たちの体のメカニズムはとても興味深く感動的ですらあります。


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