2014年10月28日火曜日

里山の森へ



先週末は自宅から車で1時間足らずの飯能近郊の里山にある森へ行ってきました。
天気も良かったので気分転換に、フィトンチッドでも吸収してこようかと、久しぶりに出かけました。

飯能市の最高峰である柏木山(303m)そして多峯山(271m)さらには天覧山(197m)と、三山の登頂に成功しました!......(笑

朝のハイキングコースにはまだ人も少なく、森を見上げ、写真を撮りながらゆっくりと山頂へ。光の射込む森は様々な表情を見せてくれました。チラホラと紅葉も始まっています。   


みどりを透過してゆれる光。首は痛くなるけれど、ずっと見上げていても飽きません。


光の届かない暗い森もまた神秘的です。カケスの声が響いていました。


林床にはびっしりと繁殖するシダが。


シャッタースピードと露出を変えて撮影した森は、酸素やフィトンチッドを放出している、そんなイメージに撮れました。


スパイダー・トラップにかかった色づいた葉。


柏木山、山頂からの風景。

山の連なる光景が好きです。決して高い山々ではありませんが、山脈や谷を眺めているとそこに生きている動植物のことを想像できるのです。

この辺りでもクマの目撃情報があります。頭数は多くはないでしょうが生息しているようです。鹿の足跡はいくつも目にしました。そのほかに猿やカモシカ、ハクビシンに狐、狸、ムササビなどの哺乳類も生きています。

簡単には出会えないけれど、様々な動物がいることを想像するだけでも楽しくなれるのです。

2014年10月9日木曜日

皆既月食









昨夜は久しぶりに見上げた月。

ビールも飲まず、夕食も取らずに数時間。ベランダに三脚を据え付け、望遠レンズを覗き込んでおりました。もし、月が出ていなかったなら、その光景を目にした人には、のぞき魔の変態おじさんに見えたかもしれません......

500ミリの望遠レンズに2倍のテレコンバータを二つ繋げて焦点距離は2000ミリ。

写真はトリミング無しのそのままです。

近所の多くの人々は月を見上げている様子でした。
「ワァ〜!」と言う子供の声。「かけてる!かけてる!」とお父さんの声。
「すごいねぇ〜」と、お母さんの声...

写真も撮ろうとしているのか、ストロボの閃光も何度か目にしました。
オートの撮影モードで発光してしまったのでしょう。欠けてゆく月、彼方此方で光るストロボ。

そして極めつけは野良猫の発情の声!月食の間中、猫たちの求愛行動は続いておりました。

神秘的な光景と地球上の生物の営み。

月を見上げる人々の姿を想像し、一人、ニンマリしながらファインダーを覗いておりました。多くの人類が、いや他の生物も、月を見上げた夜だったことでしょう。

たくさんの生物たちに見つめられ、照れた月は、地球の陰に隠れると、紅くなったのかもしれません......