2014年10月9日木曜日

皆既月食









昨夜は久しぶりに見上げた月。

ビールも飲まず、夕食も取らずに数時間。ベランダに三脚を据え付け、望遠レンズを覗き込んでおりました。もし、月が出ていなかったなら、その光景を目にした人には、のぞき魔の変態おじさんに見えたかもしれません......

500ミリの望遠レンズに2倍のテレコンバータを二つ繋げて焦点距離は2000ミリ。

写真はトリミング無しのそのままです。

近所の多くの人々は月を見上げている様子でした。
「ワァ〜!」と言う子供の声。「かけてる!かけてる!」とお父さんの声。
「すごいねぇ〜」と、お母さんの声...

写真も撮ろうとしているのか、ストロボの閃光も何度か目にしました。
オートの撮影モードで発光してしまったのでしょう。欠けてゆく月、彼方此方で光るストロボ。

そして極めつけは野良猫の発情の声!月食の間中、猫たちの求愛行動は続いておりました。

神秘的な光景と地球上の生物の営み。

月を見上げる人々の姿を想像し、一人、ニンマリしながらファインダーを覗いておりました。多くの人類が、いや他の生物も、月を見上げた夜だったことでしょう。

たくさんの生物たちに見つめられ、照れた月は、地球の陰に隠れると、紅くなったのかもしれません......

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