今日、6月21日は夏至。
そして父親の誕生日。
何年の間、北極圏でこの日を過ごしていただろう。
毎年、カリブーの巨大な群れを探して北極海の近くでキャンプをしていました。
白夜のこの季節、頭の上を円を描く様に移動してゆく太陽を一日中見ていたことを想い出します。今日は親父の誕生日か、と、遠く日本にいる父親のことを思っていた日でもありました。
夜中の淡い光の中に飛び交うキョクアジサシの姿をながめ、いくつかの小さなカリブーの群れが通り過ぎて行くのを観察し、ワタスゲの花が冷たい風にゆれるのを撮影する。それは何とも平和な時間です。
白夜の季節。真夜中の淡いサイドライトが被写体にあたる写真はとてもロマンティックに撮影できるのです。
写真という絵を描く絵の具のチューブの中に、ロマンティックな色があるとするならば、それは、極北の白夜の一本でしょう。
言葉がでないです。
返信削除簡単に、美しい、とか言えません。
ただただ同じ時代に生まれ、こんなに素敵な写真を見させていただいたことへの感謝の気持ちが込み上げてきます。
私もいつの日か必ず、自分の足で、自分の目で、この世界を見れますように。
ikus-amukさま
返信削除いえいえ、どなたでも見る事ができる光景ですよ!現在の地球上にある光景ですから。
少しのお金と、行っちゃえ〜っ! という気持ちだけがあれば。
是非。