2017年1月26日木曜日

コニカミノルタプラザ

コニカミノルタプラザ、新宿東口駅前。高野本社ビル 4F。写真映像ギャラリー。
そこは僕の写真人生を大きく動かしてくれた場所でした。

これまで多くの場所で写真の展示を行ってきましたが、
その中でも最も思い出に残るのがコニカミノルタプラザかもしれません。
30年近く前から通っていたこの場所。

階上にある高野フルーツパーラーの苺パフェもこの場所を訪れる時の魅力の一つでした。

GALLERY- C での展示で始まり、エコの森、GALLERY-A 、そしてナショナルジオグラフィックと造形作家の中村キリンとのコラボ開催の再びの GALLERY-C と、4回の展示をさせていただきました。


コニカミノルタプラザで初めての展示は GALLERY-C での
「アラスカ〜北の王国」


二度のスライドトーク。等身大のシロクマやホッキョクジリスのプリントの展示。
多くの子供達が隣に寝転び写真を撮っていたことを思い出します。



エコの森の展示は丹頂鶴やニホンザル、雪豹、ニシキヘビ、そしてアラスカの動物たち。


二度目の GALLERY-C での「 Think ! 生物多様性 」の展示。
ナショナルジオグラフィック、中村キリンとのコラボ展。
オオカミとシロクマの写真を展示。


中村キリンが制作したゾウガメは子供達に大人気でした。


GALLERY-A での展示 「 ALASKA PEACE ON THE LAND 」


いつの展示も、連日大勢の方々が訪れてくれました。

スタッフの方たちはあたたかく、フロントには美しい受付嬢たちがいて、僕にとっては最高のギャラリーでした。展示中に知り合った写真家やアーティストの方たちとは今でもつき合いがあり刺激を受けています。

閉館の話を聞いた時は胸の詰まる思いでした。
写真業界も少しづつ変化している中で、一つの時代が終ったということなのでしょう。
大都会の真ん中の、こんな素敵なギャラリーで4回もの展示をさせていただいたことを今では誇りに思います。

もう二度と高野フルーツパーラーで、苺パフェを食べることはない、そんな気がします。

変化の目まぐるしい時代の中で、写真というジャンルもまたその渦中にあることは確かでしょう。撮影の仕方も考え方も古いタイプの僕ですが、死ぬまでシャッターは切り続けて行こうと思います。まだまだ見たい動物、撮りたいシーンは頭の中に広がっているのだから......


2017年 1月 23日、月曜日。 
コニカミノルタプラザは60年という長い歴史に幕を下ろしました。

本当に、ありがとうございました。



0 件のコメント:

コメントを投稿