冬。雪。そして、白い鳥(タンチョウヅル、ユキホオジロ、キョクアジサシ、シロフクロウ、シロハヤブサ、白鳥)
白 → 北
そんなイメージが頭の中にあるのでしょう、白いものを目にすると心が震えるのです。
北極圏でいつも見ていた色白の鳥たちが頭の中に蘇ってくるのです。
確か去年は訪れることはなかった、自宅から近いところに白鳥の飛来地があります。
急に白鳥の声が聞きたくなりました。
数羽が飛来、と耳にしていたのは2ヶ月ほど前。現在は60羽ほどいるようです。
シベリアから新潟の瓢湖を経由し、渡ってくるという埼玉の群れ。
明けきらぬ薄明の中を、遠くから白鳥たちの声が響き始めると、
「ブルンッ!ブルンッ!」と力強く羽ばたく大きな翼音が目の前を通過してゆきます。
白という色には神秘的な魅力が。
家族を単位としている群れ。
集まった群れは毛づくろいをしながらしばらく過ごし、
太陽の日が差すと、乱舞するように一斉に飛び立つ。
鳴き声、翼の音、この迫力には心が震える......
ほんとにここは埼玉か?と思える光景。
三段飛び。
壮絶な朝の光景を目にした後、ポツンと水に浮かんでいた真っ黒い一羽のバン。
今朝の舞台ではスポットライトを浴びることはなかったけれど、
なんだか愛おしい存在に思えたのでした......
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