2012年5月28日月曜日

巣立ち


朱鷺の雛が巣立ったようだ。巣立ってからが生き延びられるかどうかの勝負になるはず。どうか生き延び、日本の朱鷺の数を回復する第一歩になってほしい。

写真はハクトウワシの幼鳥。風が吹くと翼を広げ羽ばたきの練習をする。バサバサと大きな翼が風を切る音は幼鳥といえども力強い。体つきも親鳥とほぼ同じになり、巣立ちも近い。ハクトウワシも多くの試練を乗り越えて来た鳥だ。農薬やDDTという科学物質、さらには密猟によりその数は激減し、絶滅危惧種の筆頭に挙げられていた。数年前、個体数の回復により絶滅危惧種のリストから外された。手厚い保護と生命力の強さが勝ったのだろう。

過去には消えていった種も多いにちがいない、が、僕は野生に生きている動物の、科学や理屈では理解できない本当の強さを信じている。

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