2012年6月21日木曜日

夏至


今日は夏至である。東京地方の日の出は4時25分、日の入りは7時。
もう何度、北極圏で夏至の日を過ごしただろうか。

この時期はカリブーの姿を探し北極圏でキャンプをして過ごすことが多かった。頭の上をぐるぐると回る白夜の太陽に宇宙の不思議を感じたのもだった。

そして21日の今日は父の誕生日。どこにいても遠くから心の中で父親の誕生日を祝っていた。
今では歳をとり、体調をくずし施設で過ごしているが、近くにいる父親に、好物の鰻でも持って行こうと思う。


夏至の日の真夜中の太陽がワタスゲの群落を照らす。
山の肩に沈みかけた太陽は「なんちゃって!」とまた昇り始めた。



夜中の太陽はとてもロマンティックな光で生き物を照らす。

2012年6月14日木曜日

極北住宅物語


2009年8月から2010年10月まで住宅建築という雑誌で連載させていただいた「極北住宅物語」が電子書籍になりました。動物たちの生き様を、巣の構造や暮らしぶりをまじえて書いたものです、ちょっと変わったアラスカの家やアウトハウス(トイレ)について書いた章もあります。ダウンロードの件数によっては加筆し写真を増やして紙の本にもなるかも?と言うお話も!なのでよろしくお願いしま〜す。

こちらのサイトからご覧いただけます。→ http://honto.jp/ebook/pd_25219703.html


商品解説
―雑誌「住宅建築」で2009年08月号~2010年10月号までの12回にわたって連載された「極北住宅物語」を1冊にまとめた電子書籍。極寒の地アラスカという困難な気象条件のもと、それぞれの特性を活かしながら生息している動物たち。写真家・園原徹がアラスカの大自然の中で懸命に生きる動物たちの姿を迫力ある写真で紹介する。壮大な風景と、大自然の中で暮らす動物たち。そのコントラストは、私たちの心に癒しを与えてくれるはず。また専門誌らしく、動物たちの合理的な暮らしから、「住まい」というものを根源的に考えます―



2012年6月5日火曜日

環境の日


今日は世界環境ディ「 World Environment Day」
日本では「環境の日」とされている。環境を考える日だ。
どれだけの人たちがこの日の意味を知り、我々を取り巻く環境について考えているだろうか。

北極圏ではちょうど今がカリブーの出産の時期。多くの雌は生まれたての子供を連れているに違いない。オオカミやクマは生まれたての子供を狙っているだろうか?北極圏からは遠い日本にいても様々なことを想像してしまう。写真は、聞こえてきたカリブーのひずめの音に、静かにテントのフラップを開け撮影したもの。

2012年6月4日月曜日

ムシの日 ムシ歯予防の日


 6月4日。ムシの日。北極圏のバッタ。


                     虫といえばムシだろうか?氷河の氷の中で暮らすアイスワーム(Ice worm)


北極圏で虫の代表といえば蚊である。
腕にとまって血を吸う蚊の姿をこらえながらマクロで接写。


ジャコウウシの群れを取り囲むのは蚊の大群。



北極圏で拾った、1本のカリブーの歯。幅2cm.。虫歯ではありませんが......

あ〜っ!今日、歯医者の予約の日だった!