ミソサザイ。(英名:Eurasian Wen —ユーラシアン・レン—)
世界には59種類のミソサザイの仲間がいると言われています。
日本ではキクイタダキと共に最も小さい種に属す鳥です。体調は10センチ程度。
体が小さい割には大きな声。渓の流れの音に負けないほどの澄んだ、良く響く声で囀ります。
渓流の岩場に巣を作ることが多く、釣りをしている時や渓の前でキャンプしているとその囀りをよく耳にします。写真は先日のキャンプの時に撮影したもの。大きな岩の裏側に巣があり、囀りながら頻繁に出入りしていました。
多くの神話が存在するミソサザイ。
スコットランド民話では鷲よりも空高く飛び鳥の王となった話があります。
我が国でも仁徳天皇はオオササギノスメラミコトという名前でした。
ササギとはミソサザイのこと。
アイヌ民話にも荒クマをやっつけるという話があります。
他にイノシシと戦う話も。どちらも耳の中に入り込み大声で囀り勝利を得るというものでしたが......
非力なるものでも、力あるものに勝てるという象徴となった鳥なのです。
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