2012年12月15日土曜日

冬へ向かう森







黄金色に変わった楓の葉が風に揺れている。
地面に積もった落ち葉は、冷たい土を保温して地上に暮らす虫たちの心地よい住処となり、分解されてゆく葉は養分になり土に染み込むと、再び、周りの植物に吸収されてゆく。

エナガとシジュウカラ、そこに1羽のコゲラが混成の群れで冬へと向かう森の中を飛び回っていた。枝から枝へと飛び交う小鳥の群れにレンズを向けて、首が痛くなるまでずっと見上げていた。たとえ街中の森であっても生き物の姿を目にすることが出来るのは嬉しいことだ。

小鳥たちの鳴声が響き、木漏れ陽の射す森の中には穏やかな時間が流れていた。

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