2013年1月31日木曜日

野生のネコ



鳥の撮影に訪れている公園、その森の中で出会う野良猫たち。自然の中で暮らすものを野ネコという。もとはと云えばネズミの駆除や愛玩動物として中近東などから日本へと連れて来られたネコである。飼い主が手放したり、逃げ出したものが野生化し繁殖しているようだ。行動や目付きもどこか飼い猫とは違い簡単に近づかせてはくれない。野ネコは外来種とされ駆除の対象でもあり、捕らえられれば命を失う運命にあるという。




冬のアラスカの森の中で出会ったネコ。リンクス。深い森の中でウサギを主食として暮らしている。家ネコに比べるとその体は遥かに大きく、ウサギを追い雪の上を自由に走り回れるように太くて大きな足を持ち、毛皮は美しい。耳の先には黒い毛がピンと立ち、なんともワイルドな様相の野生のネコだ。夜に行動することの多いリンクスに出会うのは難しい。冬にはマイナス60℃にもなる生息地は、外来種が容易に入り込める環境ではない。自由に生きられるが、その生活環境は過酷だ。同じネコでも環境によってずいぶんと違う生涯になるのだと思った。


2013年1月28日月曜日

The Big Year



『The Big Year 』

そんなタイトルの本がある。
アメリカに暮らすの3人の病的なまでに鳥好きな人たちの物語だ。

1年間に、全米に住む鳥、渡り鳥、迷鳥をカウントし、その数を競い合うというコンテスト。
それが 『ザ・ビッグ・イヤー』

家族を犠牲にすることも、借金をすることも、鳥に出会う為ならば惜しまない。あらゆる可能な手段を使いハワイからアラスカ北極圏、嵐のアリューシャン列島まで鳥を見る為に出掛けてゆく話が書かれている。

上の写真は近くのよく行く公園で撮影したウソ(Bullfinch)という鳥。ウソのようなホントの名前。
この鳥を見ると思いだす事がある。

フェアバンクスの友人宅である年、バードフィーダーに1羽のウソが現われた。
現われることのない鳥が現われたのだ。

その噂はたちまち全米中に広がり、多くのバードウォッチャーたちが友人宅を訪れ始めた。

玄関の鍵はかけられることなく、鳥を見に来る人達が自由に出入りをする。
まったく知らない人達が家のソファーに腰掛け、いつ現われるとも分からない鳥を待っているというちょっと不思議な光景があった。

ある日、一人の男がレンタカーで乗り付け、5分ほどするとウソが現われた。
男は鳥の姿を見ると大喜びでレンタカーに飛び乗ると空港へと戻っていった。

彼は何十時間もかけてフロリダからやって来ていた。
大金を使い、たった5分の為に、1羽の鳥を見る為だけに......

..........................本当にウソの様な話だったことをこの鳥を見る度に思い出す。





2013年1月25日金曜日

寒い朝に



冷えたなぁ〜と思った朝でした。

車に乗り込むと、フロントグラスは凍りつき、氷点下の気温が作り出したスケールを縮めた極北の風景の様な氷のアートが広がっていました。思わず撮った i-phone でのワンカット。

エンジンをかけ、溶かしてしまうのが勿体ないと思いながら、しばらくの間、その造形美に見入っていました。


2013年1月24日木曜日

幸せの青い鳥



少しの時間、カメラを手に森の中へ。

毎日でも好きな動物を撮影していたい、そう思うが今はなかなか時間がとれない。
街中では野生の哺乳類を撮るのは難しいから被写体はやはり、鳥。

しばらくの間、森の中でじっとしていると青い影が走る.............ルリビタキのオス。
美しい色の小さな鳥が薄暗い森の中で輝いていた。

幸せの青い鳥 ? だと、いいのだけれど。

2013年1月19日土曜日

ベアスプレー



青森県庁での異臭騒ぎ。

職員達は真冬の氷点下4.4℃の気温の中へ逃げ出したという。
なんと!原因は不燃物として捨てられていた二本のベアスプレー。

向って来るクマに向けて噴射するクマ撃退用のスプレーである。
強力な唐辛子エキスが含まれていて人の目や鼻に入ると凄まじいことになる。
人間の何千倍もの臭覚を持つクマにはたまったものじゃない。

でも、銃で撃たれてしまうよりはずっといい。
クマを撃退する為の物ではあるが、ある意味クマの命を守ることのできる物でもある。

山歩きや釣りに自然の中に分け入る人たちの中には、ここ数年このベアスプレーを携帯する人が増えていて、登山用品店や釣具店でも見かけるようになった。



古くなったベアスプレーを使い、ちゃんと噴射するかどうか撮影を兼ねてのテスト風景。

かなりの勢いで噴射される唐辛子エキス。
(実際にクマに噴射する時は 5m ほどまで近づいてから、確実に顔を狙わなければならない!)

この後、風にのってほんのりと漂って来た唐辛子の霧におそわれた僕は、痛む目に止まらない涙、鼻の粘膜もやられ、誰もいないアラスカの荒野で一人、しばらくのあいだ涙を流す羽目になったのでした。



青森県庁の職員は涙目で、
「痛いわ寒いわでクマの気持ちがよくわかった」........そう語ったそうだ。


2013年1月12日土曜日

ふたたび、サギ...





今回は鮒ゲットォ〜!

そしてふたたび気になったのがヘアスタイルでした。





2013年1月11日金曜日

今日の鳥



メジロの姿をよく見かけます。
正面から見た鳥の顔って、どうしてこんなに面白いのでしょうか。

2013年1月10日木曜日

ニホンカワウソ


「ニホンカワウソと思ったら愛媛県立衛生環境研究所、生物多様性センターまで」
 そんな広告が目に止まった。

環境省は昨年8月にニホンカワウソを絶滅種に指定した。皮肉にもそれ以後、愛媛県で十数件の目撃情報が寄せられているという。そして、愛媛県は本格調査にのり出した。カワウソに関するチラシを作製、一万部を配布し情報提供を呼びかけているらしい。

1975年4月、愛媛県宇和島の離島で雌が捕獲され、1979年6月、高知県須崎市で目撃されたのを最後に国内ではカワウソの姿を見た人はいなかった。

哺乳類が種を保ってゆく為には50個体は必要だと聞いたことがあった。
もし、カワウソがいるならすごいことだと思うし、奇跡的であるにせよ、生きていてほしいと願う。

それにしても人間は、どこの国でも、いつの時代も、環境や生物に対して同じことを繰り返してきたものだと思う。

壊滅や絶滅という言葉の前に、もう少し早く気付き手を打つくことはできないものだろうか..........
 
写真は凍った湖から姿を現したカナダカワウソ( North american river otter )。


2013年1月8日火曜日

近くの公園で...


カメラを持って近くの公園へ。 小さな池にアオサギの姿がありました。
水に入り小魚を狙っていました。




しばらく見ているとすごい勢いで水の中に頭を突っ込むこと数回、しかし獲物は獲れず。



アオサギの後ろ姿。

二本の黒い冠羽に、まるでビーズのアクセサリーの様な模様が入り、
とても自然が作り上げたものとは思えない髪型に感動すらおぼえたのでした。

2013年1月6日日曜日

Winter Sweet



蝋梅(ろうばい)の花が咲いていました。

英名をWinter Sweet (ウィンター・スウィート)。なんとも可愛らしい名前です。
寒い季節に咲き、甘く、いい香りをただよわせることから付いた名前でしょうか?

花言葉は「先見」

.........しかと心に思い止め、今年は先をしっかりと見て、狼狽せぬように生きて行かねば。と、まだ正月気分もぬけやらぬ僕は、寒空の下で咲くこの小さな花を見て思ったのでした。


2013年1月4日金曜日

2013年の富士山




初夢に富士山を見ると縁起が良いと言いますが、今年はなぁ〜んの夢も見ることはありませんでした。

天気のいい日は部屋の窓を開けると、いくつかの障害物越しに富士の勇壮があります。

澄んだ空気と低い気温の今朝、近くの土手まで車を走らせ望遠レンズを山に向けました。夕方も染まり始めた空に、富士山が気になって、再び土手へ。

初夢に見ることはなかったけれど、朝晩と、素敵な日本一の山を見ることができました。

2013年1月1日火曜日

New Year 〜巳年〜

インドニシキヘビ   
  
あけましておめでとうございます。             

新しい年の始まりです。
いいこと沢山ありますように!

               

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