2018年1月28日日曜日

雪景色の再会


本州を広く覆った寒波。
ここ関東地方にも大雪警報が発令され30センチを超える積雪がありました。交通は麻痺し、あちこちで水道管が破裂、道路は凍結、怪我をされた方も多かったようです。そんな中、不謹慎ではありますが雪好きな僕は雪の世界を見ながらワクワク♪しておりました。

雪を見ながら想うのはやはり北国。
虚ろな目付きで、北海道やアラスカの雪原を妄想しておりました。
今年はスノボにも行けておらず、ノーマルタイヤ。とりあえずタイヤでも替えておこうかと雪の中でスタットレスに交換。少しづつ厚みを増してゆく雪。刻々と白に変わる景色......

夜になり、ふと気になったのがフクロウのこと。
冬になると日本のあちこちに大陸から渡ってくるコミミズクのことが頭をよぎりました。

一番好きだった鳥。...... 雪景色の中でその姿が見たい。

毎年、北極圏でその姿を目にしていました。
それはツンドラの緑の大地でのこと。コミミズクは夏の間、繁殖の為に北極圏で過ごすのです。動物を探し夏のツンドラを歩き回る中で必ずコミミズクに出逢っていました。
愛嬌ある瞳。首をかしげる仕草、日本へと旅すること。このフクロウには僕を好きにさせる多くの要素がありました。

翌朝、スタットレスに履き替えた車にカメラを投げ入れると目撃情報のあった近くの河川敷へ。フクロウの好きそうな地形や現れそうな場所をチェックしながらしばらく車を走らせていると、目に飛び込んできた懐かしい羽搏き。車を止め、双眼鏡を向けると。そこにはコミミズクが  ♡

 冷気が溜まる白い空気の中には獲物を探してパタパタとフクロウ独特の羽ばたき。雪の中、車を停めカメラをセット。辺りは白一面の世界、まるで北国の風景。



雪原に影を落とし、音もなく飛ぶ姿は美しい。



愛嬌のある顔つきとはうらはらに、カシラダカを貪る。
獲物の多くはネズミだが積雪時には鳥を獲ることも多い。

むしり取った羽が少し残っただけで、脚も、骨すらも丸呑み。
"うまいっ!" そんな感情が伝わってくるような野生の表情。


撮影中、足元に現れたニホンイタチ。
コミミズクの餌食にもなるが凶暴なイタチをそう簡単には捕獲することはできない。



恰幅のいいマダムの雰囲気を漂わせる個体。

久々に再会した彼女は長い年月の後、たくましい人に変わっていた...
などと、最後に逢ってから数年。感動の想いで目の前に存在するコミミズクを撮影し続けていました。


真っ白い風景の中、興奮する鳥との出逢いに幸せなボク



冬になる度に気になっていたが、ようやく出逢うことができたコミミズク。

雪景色の中で昔の恋人にでも再会したような気持ちになったこの三日間の撮影は、とても充実した時間でした。


2 件のコメント:

  1. 園原さん おはようございます。
    先日、コミミ撮影の時にお会いした山中です。
    我が町に こんな素敵な人が居たなんて~(^^)
    大好きなコミミ あれからも毎日のように通ってます。
    こんな出遭いをくれたコミミに感謝です。

    お身体に気を付けて。
    お母様 お大事に。
    あの八百屋さんでお会いしましょう(^^)

    返信削除
  2. 山中様

    ご連絡ありがとうございます!
    コミミズク、たまりませんね。僕はお会いした翌日の午前中まで行きました。

    またこの辺りで、この顔を見かけましたら声でもかけて下さい。
    いい写真が撮れますように!
     
                園原

    返信削除