2012年12月27日木曜日

北からの使者






30分ほど車を走らせた川に毎年コハクチョウがやって来る。ひと月ほど前から少しづつその数を増やし、今日は90羽ほどの姿があった。200羽近い群れがここで越冬する。

ハクチョウ飛来の知らせを聞くと本格的に冬になるのだと思う。

それほど大きな川でもなく、大自然に囲まれているわけでもないのに、何故この場所を選んだのか。渡りのルートは大体いつも決まっているから、ここへやって来る群れはおそらく世代をこえて、遥か昔からこの場所へ来ているに違いない。先祖が訪れていた頃の風景とは、きっと大きく変わっているだろうが。

長い旅の末にこの地に辿り着いた北からの使者たち..........
大きな翼ではばたく姿も、夕方の光につつまれた姿も、たまらなく美しかった。

2 件のコメント:

  1. 昨日、吉見へ向かう道すがら、白鳥がくるらしい・・・と
    川島あたりで話してたんですけど・・・まさにそこかなー
    透過光がとても綺麗♪

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    1. kei 殿

      ・・・まさにそこです!
      川島町の越辺川。埼玉県内にはハクチョウ飛来地が何ヶ所かあるけれど、家から1番近いのがここです。

      なかなか光を選べる時間に出掛けられなくて.......。やっぱり光の演出は大切です。
      でも生きてるもの撮るのはいつでも燃えますねぇ〜。

      近所だしダイジョブだろうと、薄着で行ったら寒いのなんの!気温は低いし、風は強いわで、3時間ほど寒風吹きすさぶ中で立ってましたが、鼻水は出るわ、指先の感覚はなくなるわで、シャッター切るのに苦労しました。冬のアラスカより寒かった!←歳か?

      お出掛けの際は防寒対策を忘れずに!( ハクション!


                            園原

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